運営サイトの競合調査を無料でできるSmilarwebを使うべき3つの理由。

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サイトを運営しているといつしか気になるサイトやライバルになるサイト、比較されるサイトが出てきます。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」の故事成語ではないですが、競合サイトにどれくらいの訪問数があるのか、どういう集客をしているのかを無料で知りたいならSimilarWebを使うと無料でチェックできます。

運営サイトの競合調査を無料でできるSmilarwebを使うべき3つの理由。

Similarwebというのは2009年創業のWeb解析やデータマイニングを得意とするイギリスの企業だそうです。
SimilarWeb – Wikipedia

どういう方法を取っているのかは分かりませんが、Google Analyticsでは見れないよそのサイトのトラフィックや流入経路などを丸裸にしてしまう機能を提供しています。
similarweb
SimilarWeb – Wikipedia

サイトの検索窓にURLを入力するとそのサイトの直近6ヶ月間のトラフィックや検索結果とソーシャルとどちらが流入が多いのか、といったデータを見せてくれます。
有料版のSimilarwebPROでは恐らく期間制限もなく見れるのだと思うので、特定のウェブサイトが開設当初からどういう方法で集客をしているのか、などをチェックできるんだと思います。
ちょっと聞いた話ではPRO版利用には結構な金額が必要なようです。Webサイトのみで事業展開をしていないとちょっと無理そうなレベルです。

Similarwebの使い方

使い方は単純、URLのドメイン部分を入力するだけ。するとそのサイトのグローバルや国内のランキングやトラフィックの動きが出てきます。

とりあえずYahoo!JAPANでやってみましょう。

Yahoo!JAPANのトラフィックデータ

こちらがYahoo!JAPANで検索したSimilarwebの画面です。
yahoo.co.jp Analytics – See Traffic Ranking & Stats

国内検索シェアではGoogleに抜かれたとされるYahoo!JAPANですが、まだまだ全世界レベルでみてもトラフィックは29位とメガサイトなのは間違いありません。
similaryahoo01
国内は2位、ということで、1位はgoogle.co.jpなんでしょうね。

こちらが「Traffic Overview」、トラフィック概要のパート。
similaryahoo02
訪問者が1.40B、BはBillionで十億(MはMillion=百万)ですから、14億人が見ている、ということになります。日本の人口の10倍かぁ・・・。
実はSimilarwebは大きなサイトほど大きめに出る傾向があるそうですが・・・。

また「Avg. Visit Duration」は平均滞在時間で、9分9秒。かなり長居するんですね。
「Pages per Visit」は1訪問あたりの閲覧ページ数で7.18。これも大きな値です。ブログとかだとここは1.**から2.**、というのが大半。

他サイトとの比較機能

Simlarwebでは1つだけ他のサイトといろんな値を比較出来る機能も無料で開放されています。
せっかくなんのでGoogle日本、google.co.jpで見てみました。
similar_yahoo03
こうやって見てみるとGoogleの方が滞在時間もトラフィックも多いんですね。特にpages per Visit」の差は大きいですね。
この差だけで1.4Bと1.7Bの違いも説明できそうな・・・けど訪問数も多い、ということなんですね。

freesim.tokyoも見てみる

落差が激しすぎますが、このサイトも見てみました。ある程度トラフィックが獲得できていると検索窓にURLを入力した時点でこうやって選択肢が出てきます。
similarweb02
出てこないとデータ自体も出てこない可能性が高いです。

こちらがこのサイトのランキング。全世界で154万位、と言われてもピンと来ませんが・・・w
国内でも12.4万位。低いですね・・w
similarfreesim01

トラフィック概要を見ると、なんとかいい感じで増やせていけてるようです。月間1万ちょっと。ありがたい。
バズって急激に上がる、とうい感じはないですが着実かなぁ・・。
similarfreesim02
Pages per Visitが2.42、というのは個人的には良い数値だと思いますが、まだトラフィックが少ないので誤差みたいなものですね。

トラフィックソース、流入経路ですが、検索がほぼ8割。ソーシャルは全く・・・まぁ地道に増やしていきましょう。
similarweb03

さて、概要説明ばかりでしたが、競合調査にSimilarWebを使う理由は下の3つです。

無料なこと

この使い方をシている限りは無料で使えます。Traffic Overviewは過去6ヶ月表示されるので、グラフでポップアップ表示される各月の数値をExcelに記録していけば、年間通じての比較グラフも作成できます。
別でやってる運営サイトと競合サイトをこの方法でずっとチェックしていますが、グラフでこんなふうに見ることが出来るようになりました。(サイト名などはカットしています)
raph
記録しだしてからしばらくして、かなりの大規模サイトも対象にし始めたので下にラインが寄っていますが、各サイトのトレンドはちゃんと読めますよね?

何サイトでも同じ基準で見れること

Google Analyticsも無料版は50プロファイルまでと上限が決まっていますが、SimilarWebについては手入力ながら何サイトでもチェック可能です。そして重要なのは「データの出処が同じ」なこと。サイト自身が自己申告しているような数値で比較をしても客観性に乏しすぎて意味がありませんが、同じSimilarwebで出した結果は基準が同じなので同レベルのサイトはちゃんと比較できます。

Similarwebは実はここで出ている訪問数はGoogle AnalyticsのPageViewとSessionとの間くらい?の数値になることが多いのですが、訪問者数の規模によっても出方が違うようです。
しかし、例えば月間1万ユーザー程度のサイト同士であれば、計測方法が同じなので結果比較は可能です。そういう意味でも基準が同じなのは重要です。

他サイトのパラメータが比較できること

トラフィックが同程度でも実際の媒体力には違いがあります。peges per Visitは高いに越したことはないですが、極論1ユーザーで1万ページみてくれてトータル1万PVのサイトには媒体力はないわけで、そういった細かなパラメータ比較できるのは、「次に何をするか」を決めやすくなります。

例えば競合サイトがソーシャル流入が多く、自分のサイトが検索エンジンが多ければ、検索結果に特に影響しそうにないソーシャル系の施策は「増分」なのでやるべきだ、とか、その逆であればSEOに力を入れるためにテンプレートを変えてみる、とか。他サイトがSimilarwebを見ていなければこちらだけ相手の手法を覗けるので、ウェブサイトで一番ダメな「このまま続けてトラフィックもこのまま」にならない為の情報が確認できます。

ぜひSimilarwebを使ってみてください。

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