年末年始のTwitterで見つけたツイートでちょっと感心したのがありました。
飲み会の支払いを「棒金」で
年末年始飲み会が続くと思いますが、よくあるのが「お釣り」問題。「万札しかない」って言われると萎えますよね・・・。
LINEも割り勘が楽、とかそのへんが売りなようですが、あれも全員がLINEで払えるのが前提で、けど銀行口座やら登録が面倒で・・・という話ですし。
その中でふとみたツイートが、なんかいろんなことをアナログに解決してくれるなぁ、と思ったので紹介。
支払いは・・・棒金で。
そのツイートがこちら。
「棒金」というのが最初何か分からなかったのですが、写真を見て一発で理解。あのレジでセロファンに包まれた硬貨の棒みたいな、外すときにカンカンカン!ってやるやつですね。
それを棒金というとは知らなかった。
Wikipediaで見ても別の将棋の戦法しか出てこないですし。
将棋の戦法の棒金、もある
棒金(ぼうきん)は将棋の戦法の一つ。英語名称はClimbing Gold。石田流に対する居飛車側の戦法。後手が石田流なら▲3八金〜▲2七金〜▲2六金と金を前線に進めていく。普通の居飛車対振り飛車の他に、対ひねり飛車でも用いられる。
棒銀は聞いたことあるけど、それの金バージョンもあるんですね。まぁそれはおいといて。
で、あのセロファンに包まれた硬貨の棒のことも棒金というらしいです。
一応Wikipediaにも誘導がありました。
なお、両替時には取扱いの利便を図るため、硬貨をバラにせず同一金種の十数枚(通常は50枚)をセロハンで巻いて棒状にした包装硬貨(棒金)という形に両替されることも多い。
なるほど、あの棒は1本50枚なんですね。つまり、1本の棒金で中の硬貨が何かによって、
1円硬貨の棒金 | 50円 |
5円硬貨の棒金 | 250円 |
10円硬貨の棒金 | 500円 |
50円硬貨の棒金 | 2,500円 |
500円硬貨の棒金 | 25,000円 |
となるわけですね。
ツイートだとお店の人も「10年で初めて」というくらいレアな払い方のようですが・・・年末年始の金融機関が開いてない時だとすごく助かりますね。
コミケの事前準備だとこの棒金は必須みたいです。出展側もですが、購入側も棒金準備しているみたい。
お店でないとなかなかなさそうなニーズですが、一時に大量のお金が動くコミケならでは、の事情でしょうか。買う側がお釣りの心配をする、というのもコミケらしいというか素晴らしい習慣。そういったニーズもあるのか、わざわざ銀行に行かなくても手元に小銭があるなら東急ハンズでケースも販売しているようです。
Amazonでも売ってた。さすがに「棒金」とは書いてないですが。
これ・・・なかなか可能性のある払い方だな、と思いました。キャッシュレスの昨今ですが、まだまだ店舗ではお釣りのために両替に行く、という作業が必須な状況です。が、この両替ってお店にとっては一銭も産まない作業でもあるんですよね。お釣りの準備をするだけなのでそこの時間は売上を産まない、という・・・。
そういう意味でもこの棒金支払いはちょっとアリだなぁ・・・と思いました。まぁお店で気持ちよく受け取ってもらうのであれば、やはり銀行でセロファン包装されたやつでないとだめだと思いますが。