Googleマップでは実は結構激しい戦いが繰り広げられています。
Googleマップのスパム・営業妨害が激しい件
Googleマップって便利ですよね。あのGoogleマップに掲載されているデータは実はローカルガイドがメンテをしています。例えば新しい店舗ができたよ、とか、この店舗はすでに閉店しています、とか、このお店の営業時間やホームページはこれですよ、という情報はGoogleマップにローカルガイドが追加するんですね。
その情報が正しいかどうかもローカルガイドが情報の確認をしています。ところがこの情報追加できることを逆手に取ってスパムを仕込んだり、あるはずのお店が閉店になった、と営業妨害をしたりしている事例もあります。
Googleマップの情報の確認のスパム・営業妨害事例
実際に情報の確認で出てきたそういう事例を見てみましょう。
Googleマップのスパム
SEOならぬMEO、マップ表示の最適化、という話で実際にない店舗を登録したり、実際にある店舗の名称をやたらいろんなキーワードを詰め込んだりして登録する事例があったりします。
これは実際に出てきた事例。
クレジットカード現金化、つまりお金を借りたい人向けにGoogleマップに場所を掲載しよう、というスパムですね。ローカルガイドがこの登録がスパムである、と報告したので「提案された情報」に「スパム、偽装、不適切」と記載があります。
これを別のローカルガイドが、はい・いいえ・わからない、の三択で答えていく形で情報の正確性を検証していくわけです。まぁもちろん「はい」を選択します。
閉業の営業妨害
わかりやすいスパムは否認しやすいのですが、一番多いと思われるのが既に掲載されている登録に閉店の申請を入れる営業妨害。ぱっと見ただけで「閉業」と申請されているお店がこれくらいありました。
鍵とか水回りの出張専門の所はこの手のやつ多いですね。
こちら普通に営業されています。
こちらも営業中。日比谷花壇とかJTBとか運営元が大きな所だと店舗に対応したページがちゃんとメンテされているので確認しやすいです。けどこういった冠婚葬祭業界もこういう閉業申請は多いです。
ここも多分大丈夫なはずー。
こういったのって多分競合他社とかがやってるんじゃないかなぁ、と思っています。ドギツイ所はネット系だと競合の広告を無駄にやったり口コミでなりすましたり、色々ありますがこれもそのうちの1つなんだろうなぁ、と思ったり。
これに近い方法でお店系の登録の場所を全然違う場所に申請する、とか、同じ名前で別の場所に登録を入れたりする、など結構あの手この手でやってくる感じがあります。
いたずら
あとは面倒なのがいたずら系。ちょうど今ストライキで問題になっている佐野サービスエリアのレストランの会社、ケイセイ・フーズの申請がありました。
申請内容はこの場所のカテゴリを「企業のオフィス」から「聖地」に変える、というもの。カテゴリに聖地ってあるんだ、と思いながらも・・・まぁなんの得があるんだか、と思いながら否認。
こちらは全然別のものですが、とりあえず「黙れハゲ」というお店が道玄坂上で申請されてました。
最近は可能性としてはこういうふざけた店名のお店が出てくる可能性もゼロじゃないので、こういうのは判断しづらい・・・。とりあえず「わからない」を選択して他のローカルガイドの判断に委ねました。
Googleマップが便利な裏にはこんな面倒な戦いも実はあるのでした。