ブルベで必携のアプリ、Ride with GPSについて。
目次
ブルベ必携アプリ Ride with GPS
ブルベでは数百キロの規定ルートから外れることなく時間内に走破する事が求められます。そこで必須だと思っているアプリがRide with GPS(以下RWGPS)です。
アプリはこちら。
ブラウザでみるとこんな感じ。表示させているのはこの間のブルベ BRM319都築200です。
Ride with GPSのいいところ
ブルベに最適、としていますが、計画的なロングライドとかでも便利なアプリです。そのメリットを挙げていきますね。
リルートしない
すごく逆説的なメリットなのですが、RWGPSはナビゲーションアプリだけどリルート、ルートから外れたときに最適ルートを再設定しない、というのが大きいです。
ブルベは決められたルートを走る必要があるので勝手にリルートされると困ります。カーナビは基本リルートしますが、あの機能は邪魔で、ブルベなら外れたところに戻ってまた正規ルートで走ることが求められます。
RWGPSはルートから外れたときに音声でアラートを出しながらルートから外れたことを教えてくれます。そしてルートに乗るとまた通知してくれます。Garminもこの機能はありますね。オフルート、と表示されたと思います。
Stravaのルート機能もリルートはしないのですが、そもそもルートから外れたときに通知する機能がないのでコースアウトに気づかず進んでしまうことがしばしば。ライドのデータはすべてStravaに集約していますがロングライドの時だけはRWGPS頼りです。
ルート作成機能
これは100点とはいかないのですが、RWGPSのスマホアプリでもルートが作成できるようになっています。出発点とゴールを指定するとあとは徒歩・自転車・自動車のルートを引いてくれます。
が。事実上徒歩と自転車はルートが細かくなりすぎて使えないです。住宅地を縦横に抜けたりします。なので自動車でやるのですが、これはこれで平気で高速に乗るのでちょっと使いずらい。高速道路を使わない、みたいなGoogleマップにもあるオプションがあると幸せ。
とはいえ一度ルートを引いてしまえば予想時間や地点ごとの勾配の度合いなど表示されますし、地図上にブルベのCPやフォトポイント、自分でつけるマーカーなどが置けるのは便利です。
ルートのシェア機能
作成したルートはプライベートで使うこともできれば、公開してシェアする事も可能です。またこういった形で埋め込みにすることも可能。
走行データをクラウドで管理
多分、なんですが・・・RWGPSはアプリがちょっと不安定なところもあって、まれに走行中にアプリが落ちたりします。たいていそういう時はそこまでの走行データは無しになってしまうのですが、RWGPSは走行データをクラウドで管理しているようで、アプリを立ち上げると走行中のデータがあります、といった通知がでてタップすると再開が可能になっています。
確か2台のスマホで片方でアプリ落ちしたらもう片方で立ち上げて引き継げる、くらいの事ができたような・・・走行データがちゃんと残るのはありがたいところ。
Ride with GPSのダメなところ
さてそんなお気に入りのRWGPSですが、当然ダメなところもあります。
料金体系が分かりづらい
iOSで使っているとappStore課金でのサブスクリプションになるのですが、別途Webから申し込みの体系もあるようで、iOS版ライセンスだとPC画面でのルート編集ができなかったりします。appStore課金だとBasicで、Webだとプレミアムとかなんとか・・・appStore経由だと手数料取られてRWGPS側の手取りが減るので理解はできるのですがわかりづらい・・・。
自動ルートの最適化
自動でルートを引いてくれるのは便利なのですが、使いようのない徒歩とか、やたら入り組んだ道を選ぶ自転車とか使えない選択肢はなくしてもらって、自動車のルートを高速道路に乗らないように改修して欲しいです。
アイコンからなにから自転車に特化している感満載なのに自動車ルート選択があるのもよくわからないです。ルート選択の外部APIとか使ってるんでしょうか。
自転車向けルート、という意味ではStravaが一日の長があります。登録者が走った様々なルートから抽出した多くのライダーが走るルートデータを持っているので、出発地から目的地までをそのルートでつなげば走りやすいルートができます。
実際Stravaのルート機能はこれを使っているようですが、ルート作成は良くても実際に走行するときの機能が弱すぎて・・・。マップをヘッディングアップにすら出来ないので使えません。
StravaがRWGPSを取り込まないかなぁ、と思ってたりします。
音声回りのFIX
ルートから外れたりルートに復帰したりした時にチャイムというか効果音が鳴るのですが、この音量が基本大音量。音量コントロールはiPhoneの音量と連動しているので、このアプリからの音量を独立してコントロールできません。
ロングライド時はPodcastを聞いているのですが、その番組内容よりもはるかにデカいチャイムで耳が痛くなります。音声は3種類から選べますがどれも爆音なのでアプリ内の音量コントロールの実装をしてほしいです。
またiOS特有かもですが、音声ガイドやチャイムで音声チャネルへの割り込みをするせいか、音楽再生側のボリュームを絞ったまま戻らなくなるケースがたまに発生します。アプリを強制終了するとボリュームが戻ります。とはいえ問題解消のためにアプリを落とす、というのは全然ダメなので見直してほしいかなぁ・・・。
音声ガイドも日本語はちょっと発音がおかしいのを修正してほしい・・・。原文が「1km and half」とかだと思うんですが、「1キロと半分、進む」とかで再生されます。慣れましたけど。
最後に
とはいえブルベやロングライドには必携のアプリなのは変わらないので、興味がある方はぜひ使ってみてください。僕の中ではStravaとRWGPSは必携です。