巷ではドトール200円の話がバズってますが・・・それで思い出したのがビッグマック指数。
ドトール200円よりももてはやされた経済指標ビッグマック指数
元々の話はクラウドワークスの副社長さんのこのツイートだそうで。
久々のドトール。さすがに200円台はびっくり。
海外行って痛感するのは、
「本当に日本は貧乏」
ということ。この質と価格は世界水準では全く合ってない
日本はもう、過去の東南アジア的になってますね
資本主義自体も再考の余地があるが、その中での日本の位置付けも再考の余地が大いにある。
— 成田修造(Shuzo Narita) (@shuzonarita) 2018年5月5日
このツイートをきっかけに大論争・・・
https://togetter.com/li/1225254
個人の感覚では
「海外行ってコーヒーまずいし高い」
「日本帰ってきてドトールでコーヒー飲んだら安いのにうまい!」
「けどそれって・・・ツイートポチー」
みたいな、海外旅行から帰ってきた人の感想かと思ったのですが、まぁドトールのコーヒーで海外との経済比較をする、というのもちょっと乱暴な気もします。
けどそんなツイートよりはるか昔から、世界津々浦々にあるマクドナルドのビッグマックの価格で経済比較が出来るのでは、という話はありました。それがビッグマック指数。
ビッグマック指数(ビッグマックしすう、英語: Big Mac index)とは、各国の経済力を測るための指数[1]。マクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる[1]。
この指数、イギリスのエコノミスト誌が提唱した指数なんですね。
具体的には、たとえば日本でビッグマックが250円、アメリカで2ドルのときは、250/2=125となり、1ドル=125円 がビッグマック指数となる。もしこの時点で、為替レートが1ドル110円だとすると、為替相場はビッグマック指数に比べて円高であり、この後、125円に向けて円安が進むだろう、などと推理する。
つまり、為替レートの先物指数として使おう、という大胆な試み。実際にこれで為替取引して得したのか損したのかは分かりませんが、結構実用的な指数です。ドトール飲んでポチーよりは高度ですね。
またこういう比較だけではなく、1つのビッグマックを購入するのに必要な労働時間を算出する、という面白い試みもあるそうで、2009年のデータですが、これによると東京10分、ロサンゼルス11分、シドニー14分、とか、なんか比較できそうな数字が出されてたりします。
エコノミストでは今もちゃんとビッグマック指数のページがあって、かっこいいグラフで世界各地のビッグマックのお値段も見れたりします。
単純にこれで驚いたのが、日本だと380円のビッグマックが、スイスだと749円もするんですね・・・。さらっといくつかの国のビッグマック価格を挙げてみます。
日本:380円
スイス:749円
ノルウェイ:691円
アメリカ:584円
南アフリカ:270円
ロシア:253円
ヨーロッパは比較的高めですし、アメリカでさえ600円近くします。そういう意味でいうとドトールの話にも近づく気がしなくもないなぁ・・・。
ロシアのサイトで各年度のキャプチャを出しているところもあった。
トールラテ指数てのもある
同様の指数で、スターバックスのトールラテの価格を比較したものもありました。トールラテ指数、とか、インデックスラテ指数、スタバ・ラテ指数、スタバ指数、と色々と呼び名はあるようです。
これによると日本は3.16ドルに対して、アメリカは2.8ドル、スイスはやっぱり高くて4.54ドル・・・タイは安くて1.93ドル。
これはなんとなく経済比較できてる感じもありますね。