防水のスマホなどでよく「IP68」「IPX7」といった表記がありますが、これは何を表してるんでしょう?
パッと見「IPX」の方が強そうな感じはしますが・・・調べてみました。
防水防塵を表す「IP68」「IPX7」とかってどういう意味?
よくスマホやBluetoothスピーカーなどで見かける「IP68」「IPX7」という表示。
さらっとAmazonで「IP68」で検索しただけでも、こんなに多岐にわたる商品が引っかかって出てきました。
このIP68って・・・何を表しているんでしょうか?
IPはInternational Protection
最初の二文字、IPはいつもついていますが、これは保護の等級を表すInternational Protectionの略です。そして次の3文字目と4文字目がそれぞれ防塵(人体および固形物に対する保護等級)と防水(水の浸入に対する保護等級)を表すとのこと。防塵・防水の機能がない、またはテストしていない場合は「X」になるそうです。強そうだと思ったけど逆でした。
こちらのページに詳しくのっていました。
つまり、IP55=防塵5級、防水5級で、IP2Xだと防塵2級、防水機能なし、IPX6は防塵なしで防水6級、となります。
それぞれの等級については以下の通り。
防塵に関する等級
保護等級 | 種類 | 備考 |
---|---|---|
0級 | 無保護 | 特に保護がされていない |
1級 | <50mm保護 | 直径50mm以上の固形物が中に入らない |
2級 | <12.5mm保護 | 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない |
3級 | <2.5mm保護 | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
4級 | <1.0mm保護 | 直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
5級 | 防塵形 | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない |
6級 | 耐塵形 | 粉塵が中に入らない |
防水に関する等級
保護等級 | 種類 | 備考 |
---|---|---|
0級 | 無保護 | 特に保護がされていない |
1級 | 防滴I形 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない |
2級 | 防滴II形 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
3級 | 防雨形 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない |
4級 | 防沫形 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない |
5級 | 防噴流形 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない |
6級 | 耐水形 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない |
7級 | 防浸形 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない |
8級 | 水中形 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない |