羽田・成田の欠航のメカニズムをFlightradar24で見てみた。

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東京は今日は雪。おかげで羽田空港・成田空港は欠航が続出だそうです。

羽田・成田の欠航のメカニズムをFlightradar24で見てみた。

2/9早朝からの雪で羽田空港や成田空港では欠航続きだそうです。

 全日空によると、降雪の影響で欠航が出ている羽田空港と成田空港を離着陸する便(国内線)は9日午前11時現在、計55便に拡大したという。影響は約1万人に上るとしている。

JALだけで55便なので全体で結構な数フライトのキャンセルが出ているようですね。そんな中こんな記事を見ました。

羽田空港って1時間あたり80本離発着があるんですね。滑走路4本だとしても空港としては1分1本以上離発着してる。ということは機材繰りも結構シビアなんじゃないの・・・?と思ったので、今日欠航している便がどんな風に運行されているかをFlightradar24を使って見てみました。

ちなみにこのFlightradar24は年間登録になってますが1,150円(シルバーの場合)とかなので飛行機よく乗る人は購読していいと思います。

遅延と機材繰りの欠航メカニズムを見てみた

今日の羽田空港のフライトから欠航しているものをまずは探しました。Flightradar24の検索で羽田空港の空港コード(IANAコード)のHNDで検索すると、Tokyo Haneda Int’l Airportが出てくるのでそれを検索してDeparture(出発便)のなかから欠航する便をチェック。すると今日の13:30のJALのJL459徳島行きが出てきました。

機材繰りなのでこの血行したJL459になる予定だった機体、ボーイング738のJA322Jの動きを見てみます。

キャンセルが出た機体の運行状況

JA322Jは9年目の機体だそうですね。ボーイング737-846の機体です。さてこの機体がどんな便として飛んできたか、が下の方に一覧表示されています。

これが直近のフライト。てか国内線とはいえ1日4本とか飛ぶんですね・・。2本くらいかと思ってました。左のドットの色は緑は定刻運行、黄色は遅延、赤はキャンセル、灰色はまだ飛んでいない、という意味です。これを見ると欠航になるJL456、HND=TKS、羽田=徳島便の2本前から遅延が発生しているんですね。そのあたりから見てみましょう。

2/9 JL477 TAK9:25-HND10:50

これが2/9の2本めのフライト、JL477、高松(TAK)=羽田(HND)のフライトです。フライトの予定は9:25-10:50だったようですが、高松空港で遅れが発生して10:02-11:10とここで20分の遅延になっています。

2/9 JL478 TAK11:30-HND12:40

その次のフライトのJL478は高松空港(TAK)から羽田空港(HND)への折返しなのですが、定刻は11:30-12:40。ところが前のフライトで11:10に高松空港着だったので残り20分。点検とボーディングを考えると当然間に合わずで12:04出発の13:01到着、となりました。一応遅延は20分をキープしてたんですね。

2/9 JL459 HND13:30-TKS14:50

そして欠航になったJL459ですが、前の便JL458で13:01着だったのですがまた29分しかない状況に。これが欠航になった理由はわかりませんね・・。高松空港なら20分でなんとかなった事が羽田だと29分でもどうしようもない、ということなのか、すでにフライトの時点でキャンセルは決まっていたのか・・・。いずれにせよこうやってキャンセルって決まるんだな、と思いました。

2/9 JL611 HND14:00-NGS16:05

そうしてキャンセルになったJA322Jの機体は、すぐさまもともと飛ぶはずだった13:30ではなく14:00の長崎行きの便に振り返られています。この機材繰りってスゴイなぁ・・・。

こうやっていろいろ見てみたい人はぜひFlightradar24をゲットしてみてください。

GoogleフライトもAIによる遅延予測を機能追加

GoogleフライトもAIによる遅延予測を機能追加しました。

Google Flights(グーグルフライト)が遅延予測を実装。よく遅れる便を予め表示します。
Google Flights(グーグルフライト)の新機能としてAIによる遅延予測が追加されました。これはフライトを選ぶときに便利ですね!

この記事の中でGoogleフライトの遅延予測機能だけではなく、Flightradar24での遅延頻度確認の方法にも触れていますのでぜひご覧くださいね。

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