秋葉原のマクドナルド閉店に伴い、ライバル店舗のバーガーキングのお知らせがバズっています。
秋葉原バーキンの縦読みが話題だけれども。
秋葉原の昭和口マクドナルドの閉店ポスターに連動した2軒隣のライバル店舗、バーガーキングのポスターが話題です。
秋葉原の昭和口マクドナルド閉店かー。
2軒隣のバーガーキングからのコメントも一緒に。 pic.twitter.com/b9d92AVhGv— さと@ぶいじぇーのひと (@sato322) January 30, 2020
マクドナルド側は閉店の際に使われるフォーマット、ドナルドが背中越しに手を振り「See you」のメッセージがあるポスターを掲示。22年間ということで、長い歴史のある店舗だったことが伺えます。
それに対してバーガーキングはマクドナルドに「22年間たくさんのハッピーをありがとう。」とねぎらいの言葉をかけるポスターを掲示しています。その下のメッセージがこちら。
私たちの2軒隣のマクドナルドさんが今日で最終日を迎えます。
たがいに良きライバルとして、アキバを愛する仲間として、
ちかくにいたからこそ、私たちも頑張ることができました。マクドナルドさん
のいないこれからを思うと寂しさでいっぱいです。どうかみなさん、
勝手なお願いですが、今日は彼のところに行ってください。ずっと背中を追い続けた
チャレンジャーの私たちから、スマイルを込めて。お疲れ様でした。
その下に「Thank you」とユニフォームを着た店員が脱帽して頭を下げる写真。マクドナルドのポスターのレイアウトに対応した形のものを掲載しています。
このメッセージ、心温まるものですが、改行の入れどころや漢字の使い方にちょっと違和感・・・。3行目の「ちかくにいたからこそ」は「近くにいたからこそ」でしょうし、同じく「マクドナルドさん」で改行して4行目から「のいない」で始まる、というのは、これだけのクオリティのポスターとしては甚だ幼稚なミスのような・・・?
バーキンのメッセージの縦読み
目ざといTwitter民からの指摘が。
バーキンの方縦読みしてゾッとしちゃった
— 横山了一を許さない (@omaeha_jirai) January 30, 2020
そう、バーガーキングのメッセージを縦読みをすると「私たちの勝チ」。メッセージでは感謝の意を表しながら縦読みでは勝利宣言をしている、というトリックのようです。
これについては賛否両論が・・・。
いい話だなぁーって思ってコメ見てたら縦読み縦読み言ってるからみたら鳥肌たった😱
— BA_RenKun (@W0unFi5XZjcZHfR) January 30, 2020
くそぅ
良い奴やんけと思ってたら… pic.twitter.com/IqRG5OmZpi— Richard☠ (@Richard20010516) January 30, 2020
バーキン、下向いて笑い堪えてる説
— ろいつい (@roy_twi) January 30, 2020
相手を思いやる事のない競争はただの対立でしかない。
とてもお客様を大切にしている飲食店とは思えないバーガーキング。
敵に塩を送るのではなく、去る敵の傷口に塩を塗るとは。
バーガーキングもやがて朽ちる事だろう。
囃し立てるコメント欄の未熟さにも閉口する。
これが今の日本人か。— イラストレーター しゅうさく (@illustratorSHUE) January 30, 2020
これ残念とか怖いっていうコメントもあるけど、本国アメリカでは🤡vs👑とかコーラ対決とか、こういう遊び心のある広告は珍しくない。
大人の「遊び」を思わせるこういう広告はお互いの宣伝にもなるから共栄って感じで好きだけどな😊— えりんぎ (@ERiYKYM) January 30, 2020
バーガーキングのマック煽りは本国ではもはやネタ。
バーガーキング、全広告に1年間マクドナルドの「ビッグマック」を隠していた!その「場所」とは (2019年12月26日) – エキサイトニュース https://t.co/gMEGCYqsFd
— チーズの牛くん (@umomousio) January 30, 2020
マクドナルドとバーガーキングの戦い
さて、この中でちょこちょこ出てくる「米国ではよくやってる」というマクドナルドとバーガーキングの対抗施策はどんな内容なんでしょう?
去年のバーガーキングの施策で、アルゼンチンの全店舗が1日だけワッパーの販売を拒否してマクドナルドに客を誘導する“A Day Without Whopper”という施策がありましたね。その日はライバルがBigMacの売上を慈善団体に寄付する日だったそうで、確かなリスペクトが感じられます。https://t.co/6RN0g46RRc pic.twitter.com/T60rIxdZJl
— INSPI(インスピ)|広告デザインとアイデアの教科書 (@inspi_com) January 30, 2020
このツイートで紹介されているキャプチャの元の動画がこちら。
バーガーキング全店でメインメニューのワッパーが販売停止に。来店したお客様は「今日はワッパーは売ってません」という店員の対応にみんな戸惑います。それどころか「競合店の一番人気のメニューをオーダーしてください」という助言に当惑・・・。もちろん、競合店の一番人気のメニュー、というのはマクドナルドのビッグマックのことです。
そりゃそんな対応だと混乱しますよね・・・。不承不承ながら顧客がマクドナルドに行ってみると・・・?
その日はなんとマクドナルドではビッグマックの売上をすべてチャリティに寄付する、というキャンペーンの日。
なので普段はライバルのバーガーキングもその日はマクドナルドに誘導して少しでも寄付金が増えるようにしている・・・というストーリー。
また、昨年にはバーガーキングは「ある秘密」を公開して話題になっています。
大きさと満足度では他社に負けない!と自負しているバーガーキングのワッパーですが、広告などに使われるワッパーの写真や映像にはある秘密が・・・?
それは、すべてのワッパーの写真や映像は、後ろにライバルのビッグマックを配置して重ねて撮影していた、ということ。
つまりビックマックが隠れるくらいワッパーは大きいよ、というアピールですね・・・。すごく辛抱したマーケティング。
けど後ろに配置すれば画面上は絶対小さくなるのでそこにトリックがある感じですね・・・w
そういうのも見ると、最初のチャリティー寄付のためにビッグマックを薦める、というのも、実はその日だけマクドナルドはビッグマックが売れれば売れるほど儲からないからじゃないか・・・?と勘ぐってしまいますね。