eSIM2種類とキャリア2種類でスピードテストをしてみました。
目次
IIJ eSIMとAiraloとソフトバンク・ドコモの速度測定
eSIMストアのAiraloの国内版を購入して、IIJ eSIMベータ版とAiralo、通常のキャリアSIMのソフトバンク、ドコモの4つでスピードテストをしてみました。
というのも、IIJ eSIM(ベータ版)を使っているんですが、やっぱり遅い・・・。日経新聞のアプリで記事を見ると大抵写真が真っ白、というくらい遅い感じです。まぁベータ版とはいいながらも速度はeSIMもSIMもあまり関係ないと思うのでこのスピードだとちょっとなぁ・・・と思ったわけです。
であれば、別途国内eSIM対抗馬としてみていたAiraloの日本向けプランを入れてみてベンチマークしてみよう、と。
Airalo日本プランの購入
まずはAiraloの日本のプランを購入しないといけません。読み取りをQRコードでやるためにはAiraloのeSIMを使いたいiPhoneではなく、別のスマホやPCで申し込む必要があります。でないと画面読み込みできませんので。
で、別途持っているドコモのiPhone7から申し込み。日本の場合は「Japan Unicom」と書きながらチャイナユニコムのロゴが光る5日間無制限13ドルのプランと、Moshi Moshiと名付けられた7日間1GBで6ドル、30日間3GBで14ドルのプランの3つが選べます。お試しなので最安のMoshi Moshiの1GBを選択。
このプラン、キャリアどこかは分からないのですが、説明を見ると
- LTE Data-only eSIM.
- Rechargeable online with no expiry.
- Operates on the Docomo, Softbank and KDDI networks in Japan.
とりあえず3キャリア全部対応、という謎のMVNOな感じです。お試しでつながらなかったけどTruphoneがそんな感じだったので根っこが同じなのかも・・・?
プロファイルの名前はStarhubと表示されているので、それで調べてみるとシンガポールのStarhubというキャリアのようですね。
そそくさとPaypalで支払いを済ませます。
QRコードの読み取りをしようとすると、ベトナムでは見なかったアラートが。
インストールは1回のみで、インストール成功後は削除しちゃだめよ、とありますね。まぁやらないですけど。
AiraloのQRコードはこんな風に真ん中にロゴが入っています。
読み取ると・・・キャリアが2つになりました。上がAiraloで、キャリアはDocomoになってますね。
AiraloのMy eSIMのページにもちゃんと「アクティブ」と表示されています。
Airaloの日本プラン、Moshi Moshiで必要なこと
先に書いておくと、Airaloの日本のMoshi Moshiプランだと2つの事をしないとデータ通信が行えません。
- APNをglobaldataに変える
- ローミングをオンにする
AiraloのeSIMは少し癖があって、eSIMインストール後にAPNをglobaldataに変えないと通信できないようになっています。最初からそうなってると助かるのですが、なんか事情があるんでしょう。そのAPN変更をするのにモバイルデータ通信の中身を見るとこういう設定になっていました。APNは変更済みです。
これを見ているとMMS周りの設定がシンガポールになってます。ということで、日本のプランながらシンガポールと連携して動かすようです。
プロファイルの名前も「StarHub」になっていますね。その辺りが関連するのか、ローミングをオンにしないと通信できないようです。ベトナムの時はこの設定は不要だったのですが・・・。ソフトバンクに戻したときが怖いですね・・・。
Airalo・IIJ eSIM・ソフトバンク・ドコモの速度比較
さて、本題のAiralo日本・IIJ eSIM、それとキャリアSIMのソフトバンクとドコモの速度比較をやってみます。Airalo・IIJ・ソフトバンクはiPhone 11 Pro、ドコモだけiPhone 7になっています。
テストはGoogle検索に「spped test」を入れると出てくるGoogleのスピードテストを利用しました。
午前中 9時前くらい
まずは午前中にテストをしました。場所は路上です。
こちらがAiraloの結果。ダウンロード5Mbps、アップロードが11.6Mbpsですね。
こちらがIIJ eSIM(ベータ版)の結果。ダウンロードが3.2Mbpsと遅いです。アップも5.2MbpsとAiraloの半分でした。ちょっとこれは遅すぎな感じですね。
こちらがソフトバンクの結果。やっぱりキャリアSIMだとすごくいいスコアが出ます。
こちらがドコモの結果。同じくキャリアSIMは速いですね。MVNOと同じタイミングでやってもこれくらい速度差が出るんですねぇ・・・。
お昼 12時
今度はお昼にチェックしました。ロードサイドの店舗の中からのテストです。
こちらがAiraloの結果。時間が変わったせいか、つなぎ先がシンガポールになったせいか、劇的にアップ。とはいえレイテンシは多め。昼からはキャプチャ取る時にキャリアをのこすようにしました。
こちらがIIJ eSIM(ベータ版)の結果。お昼ということもあって惨敗ですね。サーバーが東京にも関わらずレイテンシが3桁。そして0.15Mbps。遅いなぁ・・。
こちらがソフトバンクの結果。ソフトバンクは店舗の中が苦手なのかこういう結果に。お昼というのも関係するのかな・・・?
こちらがドコモの結果。朝からすると半減ですが、はやり速いです。
総論、やはりちょっとIIJ eSIMは酷い感じかなぁ・・・と思いました。またAiraloは使えなくはないものの、ローミングで使う、というところに若干障壁を感じるところです。
サブで使うのだと怖いですね。これをメインで行くなら・・・もうちょっと速度テストしないとなんとも言えない感じです。が、IIJよりは良さそう。