2020年のAdsenseの自動広告や広告掲載・サイト審査の情報

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Google Adsenseについての最新情報が公開限定のYouTubeで流れてました。

2020年のAdsenseの自動広告や広告掲載・サイト審査の情報

GoogleはAdsenseパブリッシャー向けに時折YouTubeの限定ライブ配信でのオンラインセミナーを行うのですが、今回のセミナーの中でGoogle Adsenseの自動広告や広告掲載、サイト審査についての最新情報があったのでメモしておきます。

今回のタイトルは「Google AdSense 季節性のためのAdSense収益向上施策シリーズ オンライントレーニング」でした。
内容的には・・・Google Adsenseの自動広告の利用促進ですね。Google曰く、

自動広告の使用を開始したサイト運営者は平均で収益が16%増加

とのことなので・・・。まぁ実際自動広告はサイト審査で必要なタグをheadに入れておくと勝手に配信始まるので楽ちんですし、最近は変なところに広告挿入されることもあまり無い気がしています。
たまにフッタの下とかに広告出てますが・・・w

さて、その中でFAQ的に紹介された質問と回答をピックアップしてみました。意外にポリシーが変わっていたりするので「え?そうなの?」という人もいると思います。

Google AdsenseのFAQ

FAQで紹介されたものをちょっとだけ要約しています。

自動広告を導入すると広告が多くなりすぎないか?

回答:Better ads standardに基づき、手動広告と自動広告の合計割合が30%以上にならないように調節される」。ページ構成をスキャンして、既存広告枠を認識、最適な場所に自動広告を配信する。自動広告はフォーマット等Adsense管理画面からコントロール可能。

すでにGoogle Adsenseを手動=広告タグを入れて位置指定して表示させている場合でも自動広告は使えるし、手動広告と自動広告の割合がコンテンツの3割を超えないようにするとのこと。自動広告側で露出調整するわけですね。

このコンテンツに対して30%、というのがGoogle Adsenseの掲載量の基本的な最大適正値だとGoogleは考えているようです。

自動広告利用時は手動広告は消したほうがいい?

回答:答えはNO.自動広告は手動広告を補完する機能がある
パフォーマンスの良い広告ユニット(日本の平均は50-60%)は残して、見られていない(手動)広告は削除して自動広告を追加する

この回答の「パフォーマンスの良い広告ユニット」の日本の平均は50-60%、というのがなにかはわかりませんんでした。日本で掲載されている枠の中で半分以上はパフォーマンスがいい、という話なんでしょうかね・・?

いずれにせよ、手動広告を挿入していたとしても、自動広告側で判断して最もパフォーマンスが良いと思われる広告が掲載される、という仕組みだそうです。

よく「Adsenseの掲載場所の最適な場所は?」という記事を見かけますが、Google側の言い分を鵜呑みにする限りでは、自動広告に任せたほうが手間がかからない、ということになりますね。

自動広告を導入すると収益は下がる?

回答:これまでのところ媒体からそういう声はない。手動広告を全て削除して自動広告に切り替えた場合はそういったことがあるかも知れない。

上の質問と若干相反する部分はありますが、このコメントを見る限り自動広告は基本最適だと思っているし、媒体からも文句でてないけど、高度にチューニングした手動広告掲載だと場合によっては収益落ちたりするかも知れませんが、文句言わないでね、という事かと。

個人的には掲載の最適化をするためにはデータの取得・分析が必要になるので時間が必要ですが、それを瞬時にやってくれる自動広告のほうが時間ロスは少ないと思いました。

AMP対応していますか?

回答:AMP対応しています。

ま、そりゃそうですね。個人的にはそのAMP対応しているAdsenseのheadのJSタグをPageSpeed Insightsで「重いです」って出すのをやめてほしいですw

自動広告を出したくない場所がある場合は?

回答:プレビューで削除が可能

Google Adsenseの管理画面からサイト別の掲載位置調整のメニューがあるのでそちらで掲載をコントロールしてください、ということですね。

実際には手動広告の周りには自動広告は入らないので、どうしても変なところに自動広告が入ってしまう場合は手動広告を入れて回避する、という方法もあります。

自動広告をオンにしたけど広告が配信されない

回答:2つのケースが想定される。
1.手動広告ですでにサイトの30%以上広告が出ている
2.広告の読み込みバーを最小にしている

ここでも出てきた30%。基本ページコンテンツの30%、というのがGoogleが考える掲載基準のようですね。

自動広告を出したくないページは?

回答:出したくないページを管理画面から除外設定する

あまりやったことないですが、こういうケースもあるんですね。これってもしかしてポリシー違反のページを指定して再審査可能なんですかね?これまで削除してましたが。今度やってみます。

アンカー広告を画面上部ではなく下段にしか出したくない

回答:overlays:{bottom: true}パラメータを追加
無効なトラフィックが増える可能性ある。

お、そんな機能があるんですね。Google Adsenseの自動広告だと上からバナーが降りてくるの出ますけど、下からのみにコントロールできる、と。

<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({
google_ad_client: "ca-pub-1234567891234567",
enable_page_level_ads: true,
overlays: {bottom: true}
});
</script>

こんな感じで指定できるようです。

モバイル全画面広告はどれくらいの頻度で配信されるか

回答:設定後、クローラーがページ内コンテンツをランダムに選択、選択されたコンテンツをクリックした総トラフィックの約10%の割合で配信される

あの全画面広告、たしかにクリックされそうですけどオーディエンスとして見るとうざいといえばうざい。ということで、あの広告ですが、1割配信なんですね。
他のサイト見てるう限りはもっと出てる気がするんですが・・・。

広告の配置の限度

回答:X個以上の広告配信は禁止、という以前のポリシーは廃止されている。基本的に広告よりコンテンツが多い状態が基本
広告を増やすと収益機会は増えるが、呉クリックが増えやすく収益減額される場合もある。

これは結構驚きました。といっても普段チェックしてないので知らないだけだったかもですが。昔はAdsenseは同じページに3個まで、とかそういう感じだったと思いましたが、掲載枠数の制限というのはもうない、ということですね。

無効なサイトと表示される時

回答:無効なサイトは広告が過去4ヶ月以上表示されていないサイトで表示される。違反サイトではない。

つまり無効なサイトと表示されてもしばらく経てば解消されるとのこと。

ポリシー違反の修正をしても違反と表示される

回答:再審査リクエストは広告配信したいページとして処理されるので、削除対応したページはリクエスト不要。2週間ほどで解除される。

ポリシー違反、広告が掲載されないページの修正の場合、例えばタバコ関連とかですね。その場合は該当ページを修正してそのままにしているのが正しいそうです。再審査リクエストは広告掲載リクエストとして扱われるのでまたポリシー違反になるそう。

問題箇所を削除するなどの場合はリクエストをするのが正しいそうです。

広告掲載率を調整したら配信が減った

掲載率は基本予想収益と掲載率のバランスを見るものなので調整したら減るのは当たり前ですね・・。

サイト審査を通るコツ

気になるサイト審査ですが、こちらについては以下の回答でした。

  1. 独自性のコンテンツが必要。記事や動画などのペーストはできるだけ参照元を記入、付加価値をちゃんと付けること。キュレーションメディアについての言及があり、そういったタイプのページもGoogleが念頭においているのが分かりました。
  2. 必要記事数はないが、一般的には10-15件以上記事があるサイトが承認されやすい傾向とのこと。
  3. できたてのサイトでトラフィックが少ないと審査に時間がかかるので少し時間をおいたほうが良いとのこと。

収益の開示や掲載は違反になる?

現状ポリシーでは「本サービスの利用によるGoogleの支払総額を正確に開示することができます。」とのこと。時々「収益公開します!」とかで、直接的に表現しないために○○何個分、とかにしてる記事がありますが、今は支払額開示はOKなんですね。

ただそうやって収益額を公開することでいたずらクリックなどをされてGoogle側から配信を止められる、という危険性などはありうるとのこと。

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