LCC海外航空券、往復検索がホントにベストなの?

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海外旅行の際、Expediaなどの航空券予約サイトで疑わずに往復で手配していませんか?ホントにそれが一番ベストな買い方なんでしょうか?

航空券手配は往復予約がベスト?

これまであまり疑いもせずに航空券手配は往復で検索して購入していました。
けどよく考えると、行きや帰りそれぞれの旅程でトランジットが入る場合は航空会社が同じ方が預託手荷物を航空会社側で積み替えしてくれたり便利ですが、往路と復路が別の航空会社だったとしても特に影響はないですよね。ANAやJALなどのフルサービスキャリアの場合は往復手配の方が圧倒的に安いですが、LCCの場合って・・・?

往復で高くなることはもちろんないのですが、往復が同じLCCになることで復路の便の選択肢は自動的に減ります。それならいっそ往路と復路それぞれを片道で手配すれば、どちらの路線でもゼロからLCCを選べるんじゃ・・・?ちょっと試してみました。

香港往復手配と片道手配の比較

とりあえず適当な日付で行き先は仮に香港として、大人1人で比較してみました。
こちらがExpediaの航空券検索で東京発(TYO、羽田か成田)香港行きの往復で検索した結果です。香港エクスプレスの往復で75,590円。

香港航空券往路

今度はこの東京=香港の路線をそれぞれ片道ずつで検索してみました。
まず最初に出てきた東京=香港の往路は香港エクスプレスで57,840円が最安。
香港航空券往復

そして次に戻りの日付で香港=東京の片道を検索します。香港エクスプレスは20,150円なので往路と合計すると往路57,840円+復路20,150円=往復合計77,990円で最初から往復で手配したの場合の75,590円より2,400円ほど割高にはなっています。
香港航空券帰路

ですが、往復予約だと組み合わせる事ができないジェットスター選択できます。
ジェットスターが17,750円なので、往路57,840円+復路17,750円=往復合計75,590円、とこのケースでは往復手配の香港エクスプレスと同額になりました。

見方を変えればジェットスターでの往復は8万超えなので、ジェットスター往復前提から往路を香港エクスプレスに切り替えた、と見れば安くなっています。

これを見る限りは香港エクスプレスの往復予約には若干割引(2,400円)があるようですが、その場合往路も復路も香港エクスプレスに限定されてしまいます。
これをバラバラに予約するだけでこれだけ選択肢が増えるわけですから、行先によっては往路復路をそれぞれ片道発券したほうが安いケースも出てきます。

ということで、なかなかいい便がない時は一度片道づつ検索してみるといいかも知れません。

追記:2019年のゴールデンウィークでやってみた

もっとわかりやすい事例ないかなー、と思って再度トライしてみました。2019年のゴールデンウィークはなんと10連休!
4/27~5/6まで、ですね。
この日程で可能な限り長く、ベトナムのリゾート地、ダナン(DAD)にいる、という前提で検索してみました。

普通に往復で検索

Expediaの航空券で普通にTYO=DADで検索した時の最安値だったのはこちら。期間は4/27~5/5です。5/6に深夜便で戻る、というケースがあると思ったので。

行きの便は成田発、仁川国際空港トランジットのダナン行き。トランジット約21時間なので1回韓国観光する感じですね。

帰りの便は今度はエアアジア。なぜか手荷物料金込みとナシで差額がなかったのでこちらにしてみました。ダナンからタイ・バンコクドンムアンで10時間。予想通り0時前発の深夜便で朝8時に成田に到着です。

こちらが合計なんですが、このページに来ると「金額が上がりました」というアナウンスが出てこの金額に。ちょうど航空会社のどちらか(かExpedia)が価格を変更するタイミングだったのかもですね。

往復バラバラで片道検索してみる

次に往復にしないで片道検索で探してみます。行きの便は結局このハーンエアの仁川経由が最安値なので同じです。

帰りの便も出てきたのは同じでした。合計すると116,090円ですね。往復で価格変更が入る前の金額と同じ。

往復で違う航空会社なので往復割引もなにもなく、結果的に同額なんですが・・・実はちょっと頑張ってみると・・・?

翌日5/6発で探すと、なんとシンガポール航空のチャンギ空港経由がありました。羽田空港着ですが、到着がなんと5/6 25時。

そして航空券の価格は43,640円と、エアアジアより1.2万円くらい安い、という・・・。滞在日が1日伸びて飛行機がエアアジアからシンガポール航空で安い(けど羽田)、というのはすごくないですか?

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