接触確認アプリCocoaの通知が出たのでPCR検査を受けてきた。

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接触確認アプリCocoaの通知が来てPCR検査を受けてきました。

接触確認アプリCocoaの通知が出たのでPCR検査を受けてきた。

新型コロナの接触確認アプリ、Cocoaでアラートが出たのでPCR検査を受けて来ました。結論から言ってしまえば結果は陰性でした。とはいえ新型コロナ禍で初めてPCR検査を受ける事になり、また検査の過程で垣間見えた最前線の医療従事者の方の姿も印象深かったのでまとめてみます。

接触確認アプリCocoaからの通知

厚生省から提供されている新型コロナの接触確認アプリCocoa。インストールをして随分になりますが、ついに先日金曜日にiOS版のCocoaから通知が来ました。

なかなかドキッとするメッセージですね・・・。気づいたのは早朝だったのですが、さすがにちょっと慌てました。え?え?とあせる心を抑えながら?Cocoaを実際に起動させて、陽性者との接触確認をすると・・・「陽性者との接触は確認されませんでした」といういつもの表示が。あれ?通知出たんじゃない?接触確認したときはこの画面たまご色になるんでしょ?

・・・そういえばなんかこんなバグがあるって聞いたなぁ・・・と思いつつ、iOSの設定からログを開いてみると・・・・1件だけ「一致したキーの数」が1になっているログが。

CocoaはBluetoothを介して近隣のスマホと通信してハッシュキーを交換しあい、感染した方が感染者登録をすると、その感染者の人のキーを記録している他の人のCocoaで通知や表示が出る、という仕組みだったと思うので、過去2週間で近隣にいた=キーを受信した人の中に感染者が出た、という事になります。

思い当たることは・・・無いのがベストなのですが、実際にはいくつかありました。過去2週間で言えば前週の週末は仕事で地方フライトがありました。行きの便は平日だったこともありガラガラだったのですが、帰りが土曜朝の便で、団体も二組くらいいたのでそこそこ満席状態。これかな・・・?と思いました。

保健センターに連絡する

まずはとにかく保健センターに連絡してみることからスタートするしかありません。調べると住んでいるところの保健センターは朝8:30からの開始のようです。それまでは事態は何も変わらないのでとりあえず8:29にアラームをかけてタイミングを待ちます。

iOSの時計の秒針を見ながら8:30ジャストくらいに電話をかけると案の定話し中。iPhoneは再発信が迷惑なくらいすぐにかけられるので何度か連打すると数回くらいで繋がりました。

保健センターの方に「iOSで接触確認アプリで通知が出たこと」「アプリの画面は白のままで接触なしになっていること」「ログは残っていること」を伝えると、「接触感染アプリのログが残っているのであればログの記録日時から14日間は家の中でもマスクをしたりして外出しないでください」という指示でした。

あれ?PCR検査は?と思いつつ「できれば家族もいるのでPCR検査を受けたい」とお願いすると「では個人情報を登録しますので教えてください」という流れに。リクエストしないとPCR検査は受けられない感じなんですかね・・・?名前・年齢・住所と連絡先電話番号をお伝えして、予約状況をコールバックしてもらう、という流れになりました。

しばらくしてすぐに電話があり、当日の13時に予約可能とのこと。これは助かりました。変に数日先と言われると土日なのもありかなり困るところでした。

結果は2~4日で出るそうですが、その日は金曜日なので、土日は検査結果の日数に含まれるんですか?と聞くと、保健センターのご担当ではお分かりにならない様子。毎日こういう電話をされていてそれで知らない、ということはこちらでは全く分からないんだなぁ、ということでPCR検査のところで聞いてみます、という返答をしました。

場所が秘密のPCR検査センター

時間が決まったところで場所の説明になったのですが、言われた名前をGoogleマップで検索すると別の場所が出てきます。住所を読み合わせてわかりました。つまりPCR検査をする場所は移転した医療機関の旧建物のようです。言われた住所で検索しても場所は出てきますが名称が出てきませんでした。

PCR検査後に渡されたプリントを見ると「PCR検査センターの場所は絶対に口外しないように」という注意書きがありました。・・・そりゃそうですね。近くに新型コロナ感染疑いがある人がたくさん来る場所がある、とわかると周辺住民の方が忌避されたりする可能性がありますね。

僕は自家用車で当地まで行きます、と伝えたのですが、基本公共交通機関は使わないで、タクシーの場合は窓を開けて換気してください、という注意を受けました。ちなみにPCR検査センターには駐車場はありました。

異様な雰囲気のPCR検査センター

さて午後になって指定されたPCR検査センターに車で向かい、一応15分前くらいに到着。PCR検査センターはやはり医療機関が移転した後を使っているようで、それなりの規模感のある建物。その割には市役所や保健所にあるような垂れ幕や看板などがなく、寂しい外観になっています。

車を停めさせてもらって時間があるのでそのあたりをぐるっと回ってみましたが、その間にタクシーでこの建物に来る人が数人。みんな建物前で「ここであってる?」みたいな挙動をするのですぐわかります。それと同時に今日の指定された時間だけでこれくらいの人がPCR検査受けるのか・・・と思いました。

指定時間前になって建物に入ったのですが、もともとの玄関は使われておらず、駐車場のある半地下の通用口から入る形になっていました。またPCR検査場までの順路はわかりやすいくらい案内板や立ち入り禁止のコーンなどが設置してあり、迷うことはまずない感じです。違う場所に誤って受診者が行かないように、という工夫だと思います。

また案内には「PCR検査」「新型コロナ」といった語句は一切ありませんでした。「検査を受けられる方はこちらの階段を上がって1Fへ」「検査希望の方は直進」「こちらは検査場ではありません。立入禁止」といった感じで新型コロナを連想させる語句は一切なし。けれどこれでもかというくらいあちこちに設置されている案内表示がただならぬ雰囲気を醸し出していました。

あと「携帯電話の電源はお切りください」というよくある表示がありましたが、後でこの指示に従うことになります。

完全にルーチン化されたPCR検査場へ

PCR検査場につくとアルコール消毒と検温の列に並びます。その後予約時間と名前をセンターの方に告げると手元の短冊状に切られたリストから該当する列が切り取られ、付箋に番号を書かれて渡されました。

もちろん受付の方は防護服着用の完全装備。それよりも驚いたのが受付前にある待合スペースにいる受診者の人数。13時はセンターの開く時間とのことで、スタートしたばかりの13時前半予約の人たちだけのハズ。それでもそこそこ広い待合スペースのベンチに距離を取りながら・・・15人程度待っておられました。13時以降の30分枠で考えても1日100人以上このセンターでPCR検査を受ける、ということ?日々発表されている感染者数の裏にはこれだけの検査受診者とそれを支える医療従事者の方やセンターの方が動かれてるんですね・・・。頭が下がります。

渡された短冊状の個人情報、しばらくすると意味がわかりました。待合の奥から完全防備の別の医療従事者の方が「13:05の3番の方~」と呼び出しに来ます。該当者が短冊を手渡し、そのままPCR検査場に先導される、という仕組みのようです。受診者同士での個人情報保護も兼ねてこういう形なのかな・・・?と思いきや・・・

呼び出しの方は2名いて、1人は予約時間+番号の呼びかけだったのですが、もうお一方が予約時間+番号+名前、の呼びかけで、あれ?意味ないなぁ・・・と思いましたw

さて待っている間に思ったのは受診者の方で結構普通にベンチに座ってスマホを見てる人が多い事。みんなソーシャルディスタンスをとっているのですが、ある意味ここは新型コロナの最前線。接触感染が怖いのであればベンチに座れないのでは・・・?と思いながら僕は大型サーキュレーターの横で立って待っていました。こういうときでも座りたい人っているんですね。

そして・・・よく考えるとスマホをオンにしたままだとここで普通に感染確認のログがまた出るのでは・・・?と思ってすぐにスマホをオフにしました。待合スペースは広いですが、かなり高い確率で今いる人のなかから陽性の方が出るので・・・Bluetoothで通信してる場合じゃないですね。スマホ見てる人はその辺どう考えてるんでしょう・・・?

10分くらいで番号が呼ばれて先導されて診察室へ。そこには男性医師と病院によくある丸い座面の椅子がポツンとあります。看護師さんから「窓側を向いてマスクから鼻だけ出しておすわりください~」と言われ、マスクを取りながら窓向きに座ると、窓のブラインドに張り紙がありました。「マスクから鼻だけ出しておすわりください」。あ。そっか。マスク取らないんだ。

そうやってマスクの位置を直したりしている間、防護服の男性医師は微動だにすることなく無感情な目で僕を見ていました。マスクの位置の注意とかも特になく。ちょっと引きながら僕が指示通りに座ってマスクから鼻だけ出したのを見て、スイッチが入ったように鼻腔に挿入するPCR検査の棒をこちらに近づけてきます。

インフルエンザ検査でよくあるこの鼻に挿入する検査薬が僕はすごく苦手で、普通のインフルの時などは先生の腕を掴んでしまったりするのですが、男性医師は適度に距離をとっているのでとりあえず頭を若干上向けにしたまま目をつぶって歯を食いしばるしかできませんでした。

そのまま検査薬が挿入され、鼻腔をちょっとかき回されて引き出され、男性医師に案内のプリントを無感動に渡されて・・・お疲れさまでしたー(棒、という言葉に即され立ち上がる、という感じ。よく考えたら検査結果は土日でもわかるのか、という話すら忘れていました。というか聞ける雰囲気でもない、という感じです。

マスクから鼻だけ出す、というのも、鼻に棒を突っ込まれてくしゃみをする人も多いので、飛沫防止という点では結構合理的なやり方だと思います。後で気づいたのですが。

PCR検査センターのフローはこの長いコロナ禍でフローが最適化され、中の医療従事者の方も良くも悪くも流れ作業化している感じでした。

PCR検査結果は土日も知らせてくれる?

さて、この後の肝心のPCR検査結果ですが・・・日曜の午前9時に連絡がありました。実は・・・土日は無いかも、と思って何度か電話取れなかったです。9時台と11時台にそれぞれ保健センターの方から連絡があり、どちらも取れずに留守電が残っていました。

留守電は「PCR検査の件でご連絡差し上げました。またご連絡します」で、録音で結果はわかりません。土日ということもありコールバックしても休業のガイダンスが流れるだけでした。

最終的に13時に3度目の連絡がもらえ、陰性です、という通知をもらいました。保健センターの方何度もお電話頂いてすみません。

これだけコロナ禍が続いていてもPCR検査を受けた方はそうもいないでしょうし、僕はPCR検査結果が土日わかるのか、土日も検査処理がされているのか、というのが検索してもわからなかったので、わかった事例があるよ、というのを残す意味も込めてこのエントリを残しておきます。