アジアの配車サービスとSNSについて
アジアの配車サービス(シェアライド)とSNS
マレーシアはwhatsappが使われている、という話から気になって、アジアの各国の配車サービスとメッセージングとして使われているSNSについて調べました。これがその一覧。
ちょっとわからなかった所もあるけど。
国/地域 | 配車サービス | SNS |
香港 | Uber | |
中国 | DiDi | |
台湾 | Uber | facebook,wechat |
日本 | Japan Taxi | LINE |
韓国 | カカオタクシー | KakaoTalk |
マレーシア | Grab | |
マカオ | – | |
シンガポール | Grab | |
タイ | Grab | LINE |
インドネシア | Grab | BBM |
ベトナム | Grab | Zalo |
ラオス | ||
カンボジア | Grab | |
ミャンマー | Grab | |
ネパール | ||
フィリピン | Grab | |
インド | Uber | |
パキスタン | Uber (Careem) | |
バングラデシュ
|
Uber | |
ブルネイ | Dart | |
スリランカ | Uber | |
モンゴル | ||
アルメニア | Viber | |
カザフスタン | YandexTaxi | |
キルギスタン | Uber | |
タジキスタン | – | Viber |
これで見ると、とりあえずfacebookとwhatsappは必須ですね。配車サービスはUberとGrab。ロシア周辺・中央アジアだとYandex Taxiというのがあるそうです。ブルネイは独自のDart Bruneiというのが使われているそうな。
GrabとUberについて
調べていて1つ気になったのですが、結構「GrabがUberを買収」と書いているサイトが多かったこと。字面としては半分合ってるんですが事実は違います。
Uberが行ったのはGrabへの事業譲渡で、その代わりにGrab自体に資本参加しています。
この記事によると事業譲渡でUberはGrabの株式の27.5%を得た、とのこと。つまり株主になったわけですね。事実、一時期GrabアプリをGrab非営業地域で立ち上げると、この地域では使えないのでUberをどうぞ、というバナーが出てました。
とはいえ27.5%なので子会社、というわけではないです。日本だと持分法適用会社ですね。東南アジアではこのUberとGrabできれいに棲み分けがされています。
またロシア周辺についてはキルギスタンで記載のあるYandex TaxiとUberは協業にあるそうでJVを設立しているとか。
パキスタンで記載のあるCareemは中東のライドシェアサービスですが、こちらはUberは買収済み。どういうブランドで営業しているかはわかりませんでした。
アジアのメッセージングアプリ
これを見るとwhatsappは強いですね。マレーシア・シンガポールで使われているのがよくわかりました。ついで使われているのがfacebook (messenger)。これは僕もアジアだとよく使います。ミャンマーとかはこれで電話かかってきます。
ここを参考にしました。